【社労士解説】 雇用に関する待遇差について
社会保険労務士法人グラントうさみ 社会保険労務士の宇佐美です。
厚生労働省よりパートタイム・有期雇用労働者を対象とした「職場の待遇に疑問を感じたら労働局に相談を」の案内が掲載されております。
「正社員と同じような仕事をしているのに、なぜ手当が違うのだろう?」
「自分もあの研修を受けられるはずでは?」など待遇差に疑問をお持ちの方に向けた、非常に有用なツールです。
昨今、企業や事業主としても従業員様の待遇差を無くすために実施すべき内容が増えてきております。
まずは厚労省の最新チェックシートで現状を確認しましょう。
【 チェックシートの対象となる方 】
このチェックシートは、以下のような働き方をされている方を対象としています
・パートタイム労働者
・アルバイト
・契約社員(有期雇用労働者)
【 確認すべき7つの問い 】
チェックシートには、正社員との間に不合理な待遇差がないかを確認するための7つの質問が用意されています。
以下の項目に1つでも「ない」「できない」とチェックが付く場合は、事業主側でも改善の必要があるかもしれません。
1、労働条件の明示: 雇用時・更新時の契約書や通知書面に「昇給・退職手当・賞与の有無」「相談窓口」などが記載されていますか?
※令和8年10月からは「待遇の相違等に関する説明を求めることができる旨」の明示も追加されます
2、教育訓練 : 正社員と同じ仕事をしている場合、同じ研修や訓練を受講できますか?
3、福利厚生施設 : 食堂、休憩室、更衣室などを正社員と同様に利用できますか?
4、正社員転換 : 正社員へ転換するための機会が設けられていますか?
5、待遇差の説明 : 賃金や休暇制度の違いについて尋ねた際、事業主から説明がありますか?
6、相談窓口 : 待遇の違いについて相談できる窓口が設置されていますか?
7、制度の説明 : 採用時や更新時に、賃金制度や教育訓練制度の内容について説明を受けていますか?
参照:厚生労働省より
https://part-tanjikan.mhlw.go.jp/reform/pdf/worker_checksheet.pdf?20260722
チェックシートで一つでも該当項目があった場合や、従業員様から質問があった際に上手く説明ができない場合など、
お近くの都道府県労働局 雇用環境・均等部(室)へ相談することをお勧めします。
当事務所でも、専門家として企業の適切な労務管理のサポートや、同一労働同一賃金に関するご相談を承っております。
「これは不合理な待遇差にあたるのか?」など些細なことでも不安に感じることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。


